君に、カナワナイ。

遅かったなんて思いたくないよ
いつまでもどうしてを繰り返している
君との距離を測りとっては思い知らされる
瞬きすら出来ないほどに繋がる映像
逸らした視線の意味を知る
それでもいいなんて潔さは持ち合わせてないし
期待しても無駄だとわかっている
涙は溜まる一方なのに泣ける気なんかしなかった
君の質問にどう答えていいか判らず途方にくれる
場違いだわと彼女は笑った
(君には勝てない、敵わない。そして僕の思いも叶わない。)