世界が裏返るその瞬間に

例えば肺腑の奥をきつりと突く朝の空気
「意外とそういうところがすき」なんていう告白めいた言葉
夜を彩る期間限定の火の光
選択肢も選べずに欄外を選んだその筆跡
あの夕立に流された苦笑い
他力本願の薄甘い夢のあらすじ
凄く難しそうに見えるけれど、実は至極単純なそれ
一言で消え失せた伝えるはずだった想い
ほんの先から伝えられた熱のゆるやかさ
そういうものをどうかキミに。
(気が付けば世界は一瞬で空気を変える)