はるあらし

一片が広げた波紋に君は気が付いているの
……ウソツキ
揺れる黒ばかりを見ている君は
何日だって持たないよ、こんなの
こんなに近くなのに傍を感じられない距離感
きっと多分君は僕を見ないだろうから
ごめんね、もう限界なの
肯定も否定もできないから視線だけでかえさせて
結末なんて判りきっているのに立ち止まれない
たとえば、ぼくが、きみが、
(君との恋なんて、はじまりからおわりまで穏やかに、なんていくわけない。)
はる、こい(過去倉庫)2nd