ストロボスコープ

もう、逃げたくない。
きっと僕はもうキミの隣には居ないよ
今はまだ今のために生きている時期じゃないから
未来を約束できるほどに僕らはオトナじゃないし子供でもない
伝えたいことはきっともっと違うのに
無意識に音にならない声が吐息混じりにあなたの名前を呼んだ
深く濃い空を見上げたまま1年後の自分達を思う
思わず漏れた言葉は何に対してだろう
気儘な指先は何を選ぶの
離した瞬間に消えていく熱
(瞬きするごとに増えていくあなたの記憶もこれで最後ね。)