title_過去倉庫

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またね、バイバイ、それじゃあ、さようなら。
拝啓 君へ/見送りはいらないからココでサイゴ/掌に残る熱/鮮やかな記憶なんて/わすれがたみ/空は変わらない/タイムリミット/それでも君は僕の/理不尽だとしても/その言葉一つで
(どれもしっくりこないのに、時間だけは迫っている。ねぇ、何て言えばいい?)
きょうだい
この問題、教えて?/留守番/お母さんには内緒/比べないでよ/家では見ない顔/このおかず、あげる/二人遊び/今までそうだったし/長い影/旅立つ君へ
(誰よりも側に居たから、誰よりもわかってるつもり。…なんて。)
夕方思春期思考
目を閉じても放課後の夕焼けの朱は嫌味な程にその存在を主張して/何も無い一日ということは特別有意義な日ではなかったということだ/突風に瞳を閉じて願う、どうか、その風よ朱色さえも吹き飛ばしてくれ/紺碧へバトンタッチ/夕方の楽しい過ごし方を知らない、僕はこの時間を楽しめない/全てを自分と同じ色に染め尽くして焦燥感を煽るその光を/置き去りにしたくなるようなその疑問/廊下に規則正しく並んだ橙色の影/チンダル現象が引き起こしたその反射した光の筋を潔いとまで思うのは/瞳を閉じても忘れようとしても逃げられようもしない、その
(一日の終わりを何となしに眺めては今日の一日のどうでもよさが身に沁みる。こうして一日一日を重ねて行って、崩れるほどに重ねていって、僕の手元に残るものはなんだろう。)
ひとり
君の夢を見た/返らない挨拶/口笛夜風に乗せて/君の知らない僕/騒音の壁/風待ち君待ち心待ち/薄れた影/愛して候/君の代わりに僕は僕を/抜けた風の行方
(振り返って気がついて眩暈がしたよ、)
学生時代
階段にたたずむ/ひるがえせミニスカート/縦に一本線引いて/ノートに落書き/昼休み特等席/並んだ机/朝、早くに…/もう誰も居ない/屋上より/期末試験
(誰もが経験する時間と空間と。鮮やかに思い出せるのは。)
もしもし、きみ?
こんな時に電池切れ/消せない留守録/メール待ち/君だけ着信音/何気に同じ機種/写真家ごっこ/電話帳登録no.000/今はマナーモードにして/願掛けストラップ/着信履歴ランキング
(電波さえあればどこででも繋がれる。想いさえあればそんなもの、ほんとうはいらないのに。)
雨に、うたえ!
じゃのめでお迎え希望/まるであたし/くもりガラスにメッセージ/水たまりにうつる不機嫌顔/あめのちあめ/洗い流してしまえ/狐の嫁入り(お天気雨)/しずくの向こうに歪む君/その頬に流れるは/茜差す空
(ぽつり広がる波紋を何となく眺めていた。じわりじわり侵食されるかのよう。)
はる、こい
ふわりひとひら/コイツボミ/咲かせて散らせて/無いものねだり/空につきて想う/弥の明後日/風に乗って薫るなら/どうしてこんな時にばかり/全ては君に/おだやかにたおやかに
(たとえばハルになると、コイをしたくなるんです。)
あまくない、
占いで測った恋愛なんて/ここに居て欲しくないよ/いつまでそうしているつもり/要するに面倒/きっと正反対だ。/そういう君に出会ったあたし/何ら関係ない/そんな事、きっとありえない。/言葉足らずな君に/…そのままでいいよ。
(そんなきみにこいしたあたしはとても苦労をする。わかってはいるのに)
遠距離恋愛
傍にいるのが当たり前/不安になりたがり/声よりも文字で。/証が欲しい/意外と平気/うそがうまくなった。/郵便待ち/蓄積する熱/粗末な愛で/やっぱりここがいい。
(君に声を届けます。1300Km/hで!これならどんな距離でも近くだよね!)
コイグルイ
君酔いジャンキー/好きすぎてどうしよう/あたしの事以外考えないで/「愛してる」よりも「大好き」で/唇がつくるのは君の名だけ/狂い咲け、恋の華/君のトナリは僕のもの/ぞくぞくするような言葉とともに/えたり微笑み/それでも全く構わない
(幸せな悩みに気がつきました)
かたおもい
それなら「さよなら、」と/せめて夢の中だけでも/君への想いは一方通行/すり抜けてゆく声も/あなたが振り向くのならば/言葉を何度重ねても/ねぇ早く気がついて/我侭が言えればいいのに/ただ、好きで、好きで、好きで。/もう少しだけ居させて
(届けばいいのに、届かなければいいのに。踊らされてばかり)
一週間
月並みな言葉携えて/火照る空気/水彩画に寄せて/木漏れ日ルート/金輪際君とは/土煙の向こう側/日向日和
(君に会えるのは何曜日?)
薫る
雨降りの予感/駆け抜けろ青風/おうちに帰ろう/本日快晴/砂糖は一つ/君ノトナリ/一息で吹き消して/恋文/乾いた空気/ライターよりマッチ
(雨が降る直前の匂いが好きなのです/自転車で走っていると耳の横を過ぎるのは青い香り/夕陽の香りはお家に誰か待って居ても居なくても皆平等に/洗濯日和/たまにはゆっくり紅茶でも/あたしにしか分からない君ノカオリ、脳髄が痺れるほどに。/ふっと闇に落ちたときの、蝋の甘い香り。貴方が生まれた日に祝福を。/伝えきれない言葉と共に行間から溢れ出て。/冬になる前の、緊張した冷えた空気。余りに澄んでいて泣きたくなる。/燐の香り)
漢字+片仮名
君色ツアー/黄昏ランデヴー/夏坂ノスタルジア/恋愛キャパシティー/ずぶ濡れプリンセス/勘違いラヴァーズ/模様替えフリーク/夕涼みドリーマー/空色フィロソフィー/生意気バランス
(君と、キミと、きみと、)
すき
今のうちにその隙に/数奇な運命なんて払い飛ばして/そんな好き勝手/剥き取られた熱/不似合いに空きすぎた空間で/僕と君との間に横たわる隙間/風に梳けば/透き硝子の向こう側/手漉き紙に滲んだ文字/スキ
(すき、スキ、好き)
(煮るも焼くも貴方好みにお好きにどうぞ!)