ヒカリ

弾け飛んだ雫の色
ちょうど君ぐらいの温度の
てをつなごう?
おしゃべりな光
揺れる橙色のあたたかさ
終わる一瞬まで見てる
ウソなんてつけないね
全部吸い込まれるよ
並び立つ影の向こうから
振り返った君が笑う
(どうしてみても捕まえられないそれに目を細めて。)
水面に反射する光。跳ね上げるたび、きらきら。/木陰でぼんやり。地面に広がるはまだら模様に刳り貫かれた陽射し。/影だけでしか君に触れられない僕/その指輪の意味は、/君の吐息で揺れる炎/夕方、朱色の終わりを/どきりとするほどに透明な月明かり。全て見透かされそうなほど。/夜中。闇色という色/夜明け。/きみというひかり。
参考:「ひかり、」(別窓で開きます)