サウンド

君の隣で綴るスローバラード
役割を終えた手紙にさよならを
誰のためでもない旋律を沸き立つままに
君に宛てた独り言をここに遺すよ
いくつ数えるまで待たせるつもりなの
直接振動させられる
会いたいを知らせてちょうだい
可愛いふりして唄ってみたって
この雨音の間隔を崩すのは君の足音
ほんとうにとめられてしまえばいいのに
(『――僕に聞こえるこの音、ねぇ、君には聞こえている?』)
bpm70くらいで規則正しく君の隣で/紙を破る音には決意が込められてると思う/突然とまらなくなる君への言葉/インクが紙に伸びる音で君に。口に出したらこんなにも穏やかには伝えられないから/あと何周したら君は来てくれるの/無音を聞く/3コール待てない/流行のアイドルみたいになんてなれない/そのリズムを待ってたよ/絵の中みたいに、そのシャッター音で
参考:「オト、」(別窓で開きます)