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ストロボスコープ
『一瞬の記憶』 本当は数秒のその一瞬。一つ一つの映像とか音とかをはっきりコマで思い出せる。断片を繋ぎ合せてつくる一つの感覚はどんな、
(一瞬一瞬だって忘れたくない。もうそれもこれで最後だけれど。今までありがと、ね。)
人の脳の集中力はたいそうなものらしい。それこそコマ送りで録画できるほどに。でも大事なはずなのに忘れてしまう記憶もあるんだよね、不思議なもので。大事にする優先順位はそのときその時点で常に入れ替わり君の記憶が最下層に来る日もくるのかもしれない。
わがまま
『素直じゃない僕2(女の子版)』 幸せに対してあらゆる手も使うキミ。執着できる人物があることを若干羨ましく思うんだ。
(貴方の気を引くのに我侭言わせてよ!)
【素直】が諦めてるのに対して女の子の強かさを前面に出したらこうなった。別に困らせたいわけじゃないんだけどなぁ、いや、困った顔の君も好きよ。
カメラ
『写真』  
(目に映ったものそのまま残しちゃったら何も覚えていなくていいじゃない。)
写真ってその場面そのものよりも、その周りの感情や空気を思い出させるものだと思いませんか? ある意味感情や空気を記録する機械。昔の人が初めてカメラ見て「魂抜かれる!」って言ったの、ある意味、的を得ているというかなんとなくわかるような気がします。
ライブ!
『ライブハウス』 加速して現実すらも全てを置いてきぼりにしたい。
(現実なんて全部放り出してはしゃいじゃおう!)
くらくらするような非現実感とか音圧。とりあえずすべてのものにそれで蓋をしてちょっとのあいだだけ見ないふり。知らんぷり。
ベクトル
『矢印』 
(離れる側と離れられる側とどっちがつらいんだろう?)
きっと君は言わなくてもわかってくれている、そして多分君が何か言いたいけれど言わないでいてくれているのもわかっている。だからこそ採る選択肢がある。
きみがいないね。
『ない』 「なくした」の意味で様々にとれる。なくしたのは君?僕?
(どこにいるの)
きみのものなんかなにもないのに、きみがいたことにだけしばられつづける。おたがいに。
それはそれはとても不幸なはなし? そのままのほうが幸せだとか、そういうはなし?
どっちも部外者は黙っててくださいね。
クリアブルー
『透き通った青色』『プールの水』 無かったことになんて出来ないけれど、すこしだけ、救われた。
(全てキミで洗い流してよ)
-
ヒカリ
『ひかり2』
(つかまらない見えるもの)
同じイメージを基にしても言葉に違いがでてくる。
ライン
『line』 境界線と生命線。結末は取り方によってどちらにもどこへでも
(ひとつの区切り(ボーダーライン)だったり、繋がるもの(パイプライン)だったり。)
侵せない領域を今にも千切れそうなその線で絡みとる。
アカネ
『夕方』 ひたすら煽られる焦燥感に気づかないふりをして、隣の気配を探る。大丈夫、すぐにおわれる。
(アンニュイごっこ)
柔らかい夕方ではなく、尖った固いイメージがあったので迷った末カタカナに
カノン
『カノン(追う者追われる者)』 追いつけないのに寄り添っている、そんな関係もありかもしれない。
(追いかけているのも追われているのもお互いに)
追ってくれてるから追われる者に「なれる」。追いつけないふりをしてずっと追ってきてくれているのはお互いにわかってた。不毛でずるいのはお互い様だし、そろそろこの辺できちんと決めてしまおう。でもお互いがお互いだったから見えた景色もあるから文句はお互い様だよね。そしてこれからは、
君に手紙を
『手紙』 言葉だけで解決なんて出来ないくせに。全てわかってるくせに。
(ごめんなさい)
あー、くっそずるいなぁ!こんなもん残して勝手に満足しやがって!だからきみのことがきらいなんだ。
サヨナラ君
『変われない関係』 背けてばかりじゃ幸せになんてなれないってわかってはいるんだけれど、それをやめるのはとても怖い。
(すごく怖い言葉をキミに向けて、僕に向けて)
本当卑怯な人ですね。
はなしてあげるよ
『気づいていた片思い』 どうしてあの時伝えたんだろう。始めから本当は全部わかっていたはずなのに。
(いつだってうまくいかない。)
『「好きだったよ」で終われれば、』これがこの話の真相の全て。
dear friend
『親友』 絶対に口にしてなんかやらないけれど、きっと気が付いてるんだろうな。だってこっちだって気が付いているんだから。
(どこまで?いつまで?――どこまでも、いつまでも)
-
君に、カナワナイ
『かなわない』 どうあがいても無理なこともある。諦めきれないけれど。
(いつも伝わらない思いばかりだ。)
ひきずってばかりいる僕を見て彼女は高笑いする。お馬鹿さんね!
シロクロモノクローム
『白黒』 対極であるからこそ惹きつけられる。自分が持ってない物に対する羨望。
(触れられないから触れたくなる。触れたらキミじゃなくなるのに。)
-
今日僕らは、
『ある高校生2人のシーン』
(昨日までと違う今日を、明日からのために)
ふと、突然風が吹き抜ける桜並木で右と左に分かれる高校生の映像が浮かんで、あれ、なんて思っていたら、だーっと彼らが過ごして来た学生生活が走馬灯のように流れていって、はた、と気が付いたら目の前には桜並木も彼らも居るはずも無くて、ただ普通の部屋の中。どうしたんだろう、なんて首を傾げてもわかるはずも無く何気なくペンを取ったらどうにもならないくらいに情景が溢れて止まらなくなって頭に手が追いつかなくなったところで、ペンを手放した。
おさななじみ
『幼馴染』
(遠くない近い距離に、わかっていながら甘えてた)
何があっても離れないに違いない関係だなんて、すごく我侭で自己中心的だね。
決意する時に
『決意・別離』 戻れない選択をする度に、振り返りたくなるけれど。
(自分に制約を付けないとできないことってある)
【別れる人へ】と違って、別れることを知らせていない人と、知らされていない人の別れ。どっちが楽だろう?
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