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拝啓、ぼく
『他の自分』 数秒後の自分も数秒前の自分も今の僕とは別物。それは必ずどこかで繋がっていて切り捨てることはかなわない。ぼくではないぼくと僕であると言い切れるぼくの違いはどこにあるのだろうか?
(ぼくからぼくへ、宛先不明です)
イベント参加お題「拝啓、ぼく」
 一つのものを選ぶことで選ばなかった場合のぼくの存在は、その時点で今後存在しなくなる。そんなぼくからぼくへ。
ふたりっこ
『双子』 当たり前のように2つで1つに括るなんて。兄弟よりも、比較対象が直ぐ傍にあるという事が恐ろしい。別々に、ちゃんと見てよ。
(同じ遺伝子だからって一緒だったり、似ていたりする必要はどこにもないのだ。黙れ部外者!)
簡単に言うと『仲良し双子幻想』をぶち壊すために作ったもの。仲良し双子ちゃんだと思ってた?残念!作ったのは中野です!べったり仲良しなんて作るわけねーだろ!
それぞれの存在は別物なんだ。比較でしか語れない奴は口を噤め。
くされえんなひとたち
『腐れ縁』 うんざりしているけれど、その関係を心地よく思っても居る。君が隣に居るのは当たり前すぎて当たり前なんだ。
(どこまで続けばいいのかな、どこまでなら続けてもいいのかな)
ほのぼのギャグテイストで、とリクエスト頂いたので、ギャグに挑戦したもののただの慣れない感じに……。言葉の選択がぎこちない。
本当にうんざりしてたら自分から離れていくもの。結局お互いに甘えているし、お互いに相手がそうしているのにも気がついている。でもそんな野暮なことなんて絶対に口になんてしない。終わらせてしまうにはあまりにも勿体無いから。
サウンド
『音2』 
(聞こえる音は同じでも立場で違って聞こえるよ。)
前と『同じ音』から始まっているけれど、並べてみると過去の方が孤独。どちらも二人以上の人物が関わっているけれど、今回の方がその相手との距離が判りやすく、近い。物理的じゃなくとも、温度の感じられる距離感。
はるあらし
『春の恋2』 ふとした瞬間にとあるきっかけに気が付いてしまって最初は隠そうと頑張ってもみたんだけれど、そんなの持つ訳が無いのにも気づいてるし、あぁ、でもどうしよう!いやいや気づけばもう立ち止まれないよ!は?君のため息?それがどうした!そんなもん変えてやるよ!
(『穏やか』から随分離れて疾走感のある恋に。まさに春嵐。)
……この結末は判りきった方向へいくんでしょうか?(青春ドラマだねぇ)
ブランク
『邪魔をされる』 君と貴方と私と彼と僕と貴女と、登場人物は何人? 本当は相手をどう思っている?
(第三者の邪魔なんかないのに、二人きりなのに、お互いの想いばかりが邪魔になるよ。)
『邪魔者』からスタート。「邪魔者とは何にとっての邪魔なのか」からはじめたのだけれど、そもそも邪魔になるものは何だろう? 邪魔になるのは人だけじゃないし、物だけでもない。お互いにお互いを考えるが故に、その想いが逆に邪魔になることもある。本能ばかりで動けるわけではないから相手を思うばかりに余計なことまで考える。そして大抵深みに嵌っていくのだけれど、嵌っているのに気づかないからどんどんお互いに邪魔を生み出しては離れるばかり。
「ブランク」としたのは邪魔になるのは障害物とは限らないから。障害物なんかないのに、思い込みで溝を作り空白になっていることもある。AとBとしたけれど、取り方によって登場人物は無限大だと思う。
相手を思いやってなんていう綺麗ごとよりも、直接言葉を叩きつけるのが本当は空白を潰す効果的な方法なのだけれどそこまでの度胸なんてお互い無いよ(あったら最初から空白なんか生まれない)。
サラウンド
『surround』 何かを助けたい、守りたいと思って傍に居るつもりで居たのに、気が付いたら逆に助けられている/救われているのは自分のほうだった。ふと気が付いたら立場は逆だった。相手は無自覚なの? それとも気が付いていて知らないフリをしているの?
(君を守っていたと思ってたのは気のせいだった。)
こうしてあげたい、ああしたあげたいとかなんとか相手を思って傍に居るつもりで居たのに、側に居てもらっていたのは逆だった、という話。その瞬間に世界は裏返るよね。
フィアンセ
『婚約者』 どちらから詰めたらこの関係に終止符が打てる?
(しあわせにまだどこか遠い。たどり着く先はわかってるはずだけれど。)
『許婚は名前ばかりになっててどうしていいかわからないA側(でも相手側のことはわかっててなんとかしなきゃいけないな、とは思っているけれど、)』と『間を詰めて欲しいのに言い出せないし、そんな我侭は許されないと思ってるB側』
性別差をつけたくないので中性的に君と僕としているのだけれど、この関係はA、Bどちらから詰めてもいいと思う。どれをA側にするのかで大分印象が変わるお題。
スクールライフ
『学生2』 最後に振り返ってみてどのくらい君の視界に居られましたか
(学生ならでは、の青春臭さと馬鹿っぽさ)
「学生時代」が澄んだ早朝のイメージでスクールライフは熱が冷めゆく終わりの日。
チューニング
『電波』 
(ラジオみたいにあの人と簡単に波長が合わせられればいいのにね。)
電波→ラジオ放送→チューニングの連想。全然同調してないのを必死で調律するこっち側と、本当は繋がっちゃってるのに気付いちゃってるそっち側の話。ところどころシンクロしてはいるはずなのに、波長をぴたりと合わせるのはとても難しい。本当はあわせていくものじゃないとわかっているけれど、こうかな、こうかな?なんて必死に調律してみたりする。
キョウダイ
『ちいさな(子どもの)きょうだい』『きょうだい2』 こどもだからわからないだろうなんて誤魔化したって駄目なんだから。全部知ってるんだから。
(年齢が上がっても見えるものが変わってきても、この差は変えられない、変えるべきじゃない)
平仮名は使用済みなので片仮名。順番は入れ替わっているけれど、基本的には1stから連想。こども感を出そうとあえてひらがなを多めにしたら、逆にちょっとどこか達観した雰囲気が滲み出ている。こどもって意外とよく見てるし、よく知っている。怖いくらいに見透かしてる。
カレイドスコープ
『万華鏡』 変わり続ける時間の隙間で何を見る。今から先の未来も一瞬の隙間の重なり。
(二度と同じ世界はこないから、)
どの瞬間まで君は隣を歩いてくれる?
ドラマチック
『ニセモノのとして見世物の恋愛ドラマ』
(ありえない現実なら作ってみせるわ)
少女漫画からスタートしたはずなのに対極に着地。互いの出方を伺っている恋の駆け引き。嘘臭いのはお互いに承知済み。踊らされるのも踊るフリをするのもお好きに。
スターダストサマー☆
『夏』 駆け出せ青春
(これがさいごじゃないはずなのに)
夏なのに、どこかきらきらしていない。終わりを覚悟した夏。覚悟してるからきっと一生懸命。きらきらなんて思えない。
バンド☆ガール
『ガールズバンド』 
(ベース弾く女の子って可愛い)
基本はライブ!の女の子版。女の子の積極性と強気さ、強かさ。可愛さばっかりを取り立ててみた。『bpmで繋がれる(バンドガール)』と『同じ心拍数(ライブ!)』はイコールなんだけれど、お題は逆には絶対にならない。同じ意味だけれどバンドガールはbpmだし、ライブは心拍数で「繋がる」のと「同じ」なのもそれぞれ同じだけれど、絶対に違う。 
ファーストステージ
『はじめて/初デート?初舞台?』 『ヘタレなA側&ちょっと強気なB側』
(この一段、一緒に上がろうか)
イベント参加お題「はじめて」
お互いはじめてなのではなく、どちらかに余裕がある感じ。珍しくちょっと甘酢い感じで。酢豚くらいのレベルの。
ラストレター
『手紙2』 伝わらないわがままくらい、別にいいよね
(諦め切れるわけなんか無いのに追いかけることも探すことも出来ないから、せめて)
【君に】は《必ず読んで貰えることが前提な置き手紙》、【ラストレター】は《届けられない、届けるつもりもない、読んで貰えない手紙》
それから《離れていく人から置いていく人へ》と、《置いていかれた人から離れてしまった人へ》
君はバトラー
『主従関係(執事)』 どこまでいっても裏切らない
ご主人様は生意気な坊ちゃんかな。タイトルがやっつけすぎてひどい。その前に多分私は執事がなんたるかちゃんとわかっていない。
リンク
『link』 繋げようとする癖に、その行為に躊躇する
(僕と感情を共有してよ)
【リンク】は感情の共有という『面』での繋がり、【ライン】はもっと張り詰めた一本の『線』で繋がっているイメージ
コキア
『コキアの花言葉』 (あなたに打ち明ける)
(繋がっていたと思っていた名前の無いこの関係は。貴方は一瞬でも繋がりを感じていてくれましたか。)
繋がりが終わる瞬間(その線を自ら断ち切る瞬間)。この気持ちを打ち明けたら歩けるようになるのかな。
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