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トランスレーター
『翻訳』 
(→)
 世の中には正しく翻訳できない言葉があります。翻訳するべきではない言葉もあります。そして君の態度を翻訳するのは僕の役目だと思っていたんですけれど、それって実はたいそうおこがましくありませんかね。
マルチエンディング
『マルチエンド』 
(選べなかった未来を考える)
 テーマはそのままマルチエンディング。アナザーサークルでもちょっと考えた『自分』には関係の無い世界の話の選択肢なのに、その行く末に罪悪感を感じたり(自己)満足感を感じたりするそんな話。ヒロインがたくさんいて女の子ヒャッホーイ!な話でも世界が終わる話でもなんでもいいんだけれど、たった一つの選択肢がその他全ての未来や道を壊すことになる。こんなはずじゃなかったねって、ニューゲームするとさっきまで存在していた道は無かったことになっちゃう。たった一つの気まぐれで全てぶち壊して無かった事に、更地にできる。
 あぁ、よく考えたら別にゲームじゃなくて現実だって、たった一つの選択肢で壊せるね? 「ごめん」なんて都合のいい言葉だね?
からばこ
『たからもの?』 この価値を決めるのも葬るのもきみしだいなんです。
(その箱は空ですか?)
 「宝物にして使ってないものはゴミ」 鮮烈な一言ですね。
パララックス
『パララックス・視差』 隣にいて同じ方向を向いていたって何がどう見えてるかなんてその人だけのものだから違うのなんか当たり前なのに馬鹿だなぁ
(そんなことわかってたっての)
 たった55oの差ですら別物を生み出すのだから300oも離れたら重なりもしないかもしれない。6,371qよりはずっとずっと近いけれど、同じじゃないのならどっちだって意味ないね。
ループカレンダー
『カレンダー』 繰り返し続く時間の区切りを重ねて同じ物を重ねて、一体何が変わるの。何が変わってるの。何が変えられるの。もう既に決まっている僕の結末が来たときに君は。
(回ってくるから何度も繰り返す。少しずつ違うことを何度も繰り返す。)
 カレンダーというかぐるっと一周回って戻ってくる螺旋階段のようなただのグラウンド一周のようなそうでないような。前の一周を覚えてますか? だったらどれを選ぶかなんて決まっているでしょう? え、決まってないの? なんで?
アナザーサークル
『僕とは関係の無い別の世界』 そっちの世界(小説の世界)とこっちの世界(現実)は全く別物。でも触れたら接点から影響力を及ぼすね。全く関係なんて無いはずなのに。ぼくときみも同じかな。
 
『(様々な)創作の世界』がテーマ。同じ世界(だと思っているもの)の中でも、『きみの世界』と『ぼくの世界』ですら別物で、また関係の無い別の世界。どこと繋がるかも自由で、おいていくのも自由。わたしとあなたも、またしかり。
ビスタ
『vista(見通し、展望、見晴らしの良い場所)』 拓けた道や場所に突っ立っている。360度全部誰も居なくて、ぐるっと回る感覚。「一段上がること」が難しい、というより「一段上がれることに気が付く」のが難しい。その一段でどれだけ何が変わるかはその人次第。
(数センチの格差を知っている)
 疾走感皆無ななりに疾走してみた結果、青春なんてそうそう通れない場所を回避して歩いてきたなと気が付いた。もったいないなぁ、なんて思えるのはわざわざ回避して外側で眺めていたからなのだと、そんな風に拗ねてみる。
パラグラム
『パラグラム』 きづいてほしいけれどきづいてほしくないことにきみがきがついていることをきづいているのをきみにはきがつかれたくないからぜんぶこなごなにして
(ばらばらにしてしまえば多分)
 詩とかの表現技法で、いくつかのテーマをばらばらにして組み込むっていうか、なんていうかそんな感じ。それと同じで、ある感情をばらばらにして日常に潜ませるというか、そんな感じがベース。うそ、ただのことばあそび。だからきみにつたえたのも、ただのことばあそびだよ。

(どうしてもきみがすき)

ランクA
『段階、差』 当たり前のことが君にとっては当たり前でない僕の世界。そして逆の僕の世界。こうも違うのにどうして交わったりしたんだろうね。
(一方的な基準のこの差をどう埋めるつもり)
 とっかかりのテーマは『身分差のある恋(関係)』★ミ
 本当はストーリーとしては身分でも恋でもないけど、恋の方が多くの人が多分直感的にわかりやすいんで。ロミジュリ的な。それで、身分とか恋って限定しちゃうと本筋から外れてしまうので(というかそもそも違う)、段階というか、こう間にある嫌な感じの段差ってことでランク。ランクだけでもいいんだけど、何となく気分的な問題でAとか付けてみた。ぶっちゃけこれに意味は全くない。
 正直恋でもなんでもない。ロミオもジュリエットも存在しない。でもそれが多分一番伝わりやすいというのもおかしな話ではある。
うそつきな僕
『嘘、偽装』 君との出会いすら嘘だったんだ。だから「嘘だよ」っていう言葉だって、
(この言葉だけは否定して欲しくなかった(我侭な思考は自覚している)。)
 とっかかりはとりあえず「嘘」から始まって連想スタート。「相手に嘘をついている」状況ってどんななんだろう? 「意地を張って(敢えて)嘘をつく」はもう作った(『素直じゃない』)し、そうすると「嘘を吐かざるを得ない状況」かな? じゃあ嘘で固めとけばいいか、ということで。
 えぇ、全部うそです。
ドロップ
『雨2』 とっくに終わってもう何も無いことに今更ながらに気が付いた。未練がましく疼く思考も何もかも流し去ってしまえたらとても楽なのに。けれどそれはきっと許されない。
(全部、カラにしてしまいたい)
 雨の直前と、その間と、終わった後の匂いと。
ポップライアー
『似非爽やかポップ』 爽やか、似非オシャレなんでもこい!キュートでポップな振りしとけばとりあえず大丈夫!歌詞の意味なんかわかんなくても平気!英語なんかわからなくてもそれっぽければOK!可愛いく唄っとけば大丈夫、多分!だって世界は幸せじゃない?(本当にそう思っているの?)
(ポップでキャッチー、キラキラキュート最強!)
 嘘くさく見えたってお洒落に飾ってみればとりあえず騙されたふりくらいはしてくれるんでしょう?
リナリア
 『両片思い(→両失恋)』 忘れたはずの感情を今更どうしろっていうの。過去に戻れたとしてもきっとお互いにお互いを選べない。リセットを押す気は君にはある?
(君の事を思っていた僕を君は思っていたんだね)
 リナリアの花言葉から「私の恋を知ってください」「幻想」で両片思い。両片想い→両失恋って感じ。お互いをお互いが想い過ぎて言わずにいてお互いに失恋してたって話。けれども、もし、ある時に戻れるとしても結局同じ道を辿るのだ。
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